1947-10-31 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第20号
○岩沢政府委員 神奈川縣は、御存じの通り大正十二年の關東震災によつて相當山岳が荒されましたので、大正十三年から相模川とか金目川とか、あるいは多摩川、早川、酒匂川の各流域に對して、いわゆる震災復舊砂防工事を起しまして、大體昭和十三年度で一應完了したのでありますけれども、その後まだ山岳地帶が十分安定しないために、なお十八年度から再び工事を起して、大體工事費が四千萬圓の豫定をもつて直轄工事を施行しつつあるのであります
○岩沢政府委員 神奈川縣は、御存じの通り大正十二年の關東震災によつて相當山岳が荒されましたので、大正十三年から相模川とか金目川とか、あるいは多摩川、早川、酒匂川の各流域に對して、いわゆる震災復舊砂防工事を起しまして、大體昭和十三年度で一應完了したのでありますけれども、その後まだ山岳地帶が十分安定しないために、なお十八年度から再び工事を起して、大體工事費が四千萬圓の豫定をもつて直轄工事を施行しつつあるのであります
ところがたまたま關東震災の時の例を申上げますれば、東京市内が殆ど到るところ被害を受けてしまつたというようなことに相成りまして、申上げましたような支出官、徴收官の系統も、いずれも書類等が被害のためにどうしても囘收ができなかつたというふうなために、止むを得ずそういう處置を講じたというのが、前例になつておるのであります。